シート切手が一番高く売れる!買取前に注意すべきポイントを解説

バラ切手よりも、シート切手のほうが高額買取が叶います。なぜシート切手のほうが高く売れるのでしょうか。

今回は、まずシート切手の基礎知識を説明します。価値が低くなってしまうシート切手の状態を解説するので、注意しましょう。最後にシート切手を高く売るコツを紹介するので、ご活用ください。

シート切手とは

シート切手とはどのようなものなのでしょうか?ここでは、シート切手についての知識を詳しく解説します。

シート切手とバラ切手の違いは?

切手には「シート切手」と「バラ切手」の2種類があります。

シート切手とは、切手がシート状になっており1枚1枚がマス状にそろっているものです。バラ切手はシートから切り離した切手で、1枚1枚がバラバラになったものをさします。

なぜシート切手のほうが価値があるの?

記念切手は、シート状で発売されるものが多いです。バラ切手だと、シート切手の中の1枚を購入することになります。

もしシート状のままなら、誰も手を加えていない完璧な切手だと言えるでしょう。この状態をコレクターは好みます。

絵柄がバラバラな場合、シート切手が手に入れば一度でコレクションができます。これがバラ切手よりもシート切手が高い理由です。

バラ切手と同じ?価格が低いシート切手の状態とは?

価値が低いシート切手の状態は以下の2つです。

・白い余白部分が切れている

・汚れ・破れのある切手

・表面が日焼けしている

それぞれ詳しくみていきましょう。

・白い余白部分が切れている

シート切手には、白い余白部分があります。切り取り線のみで繋がっているため、衝撃で切れてしまうケースがあります。

シート切手は1枚1枚をしっかりアルバムでとじ、丁寧に保存することをおすすめします。切手を束にして保存していると、お互いの摩擦で余白が切れてしまうかもしれません。

大量にシート切手を保存している方も要注意です。上に重いアルバムを重ねると、切手が曲がって端がきれてしまいます。

郵送で査定に出す場合も千切れてしまいやすいので、注意しましょう。

汚れ・破れのある切手

シート切手の保存状態が悪いと、汚れや破れのトラブルが起きます。

経年劣化で汚れているシート切手は、自分で綺麗にしようとする方もいるかもしれません。しかし力の入れ方が悪いと、点線が破れてしまう可能性もあります。

プレミア切手の場合は、多少汚れていても値段はつきます。手を加えずに、そのまま査定に出してください。

表面が日焼けしている

古い喫茶店などで、色が変わっているポスターを見たことがある方もいるでしょう。

紙は紫外線が当たると色が変わってしまいます。紙を茶色に変色させるだけではなく、強度も下げてしまうのです。

切手は、表に出しておくのではなくアルバムでの保存がおすすめです。日が当たらないように、棚の中にしまうなどの工夫をしましょう。

シート切手を高く売るコツは?

シート切手を高く売るコツは3つあります。

・ジャンルで仕分けをしておく

・白ミミを切り離さない

・丁寧に保存をする

それぞれ詳しくみていきましょう。

ジャンルで仕分けをしておく

シート切手は、ジャンルで仕分けをしておきましょう。

シート切手には、さまざまなジャンルがあります。人気のものだと「中国切手」や「動物切手」が有名です。シート切手で販売される「オリンピック記念切手」で揃えるのもおすすめです。

ジャンルで分けておくと、査定員の手間を省くことができます。大量に査定に出す場合は、分けたほうが丁寧でしょう。

査定員の作業時間が減るため、バラバラの状態よりも査定額がアップします。シート切手同士で束にしてしまうと、摩擦で破れるので注意が必要です。

白ミミを切り離さない

シート切手の外枠を「白ミミ」といいます。シート切手として査定に出したいなら、白ミミを切り離さないように注意しましょう。

シート切手を使用する場合、白ミミを切り離してしまうことになります。査定額が下がるので、あまりおすすめできません。

白ミミを切り離してしまうと、価値が大きく下がります。業者の中には、バラ切手と同じ値段まで下げてしまうケースもあるようです。

丁寧に保存をする

シート切手は切り取り線が千切れやすいデメリットがあります。古い切手は経年劣化の影響があるため、ダメージに弱くなっています。

シート切手は、保存用の専用アルバムに収納しましょう。重さで千切れないように、重いアルバムを切手の上に乗せないでください

日光が当たってしまうと、日焼けを起こしてしまいます。日が当たらないように収納をすれば、よりベストな状態で保存ができます。

まとめ

シート切手は、白い余白部分を切り離さないでください。1枚でも切手を切り離してしまうと、価値が大幅に下がってしまいます。

切手を購入したら、保存状態にも気をつけましょう。手で触ってしまうと、酸化をしてしまいます。紙が茶色に変色してしまうので、直射日光にも注意です。

自宅にシート切手が眠っていたら、ぜひ査定に出してみてください。思わぬ高値が付くかもしれません。