高く売れるオリンピック記念硬貨の特徴は?高額買取のコツを紹介
オリンピック記念硬貨は、今でも根強い人気のある硬貨です。オリンピックが開催された年度では、コレクター達の取引が盛んになります。
今回はオリンピック記念硬貨の種類と特徴を解説します。記念硬貨を高く売るためのコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
オリンピック記念硬貨とは?
オリンピック記念硬貨とは、オリンピック開催を記念して発売する硬貨のことです。
開催した大会によって変わりますが、今まで100円〜1万円の記念硬貨が発売されています。競技などをモチーフにした柄がユニークで、多くのコレクターがいるジャンルです。
記念硬貨は、主に金・銀・白銅などが使用されています。状態が良く、希少価値の高いオリンピック記念硬貨に高値が付く傾向があるようです。
特に人気が高いのは、はじめて記念硬貨を発行した1964年のオリンピック硬貨です。海外向けに販売されたその年に販売された硬貨がコンプリートされている「ミントセット」も人気です。
代表的なオリンピック記念硬貨の種類
代表的なオリンピック記念硬貨の種類は以下の3つです。
・東京五輪記念貨幣1000円銀貨
・長野五輪冬季大会記念金貨
・リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨
それぞれ特徴をみていきましょう。
東京五輪記念貨幣1000円銀貨
東京五輪記念貨幣1000円銀貨は、100円銀貨に比べて発行部数の少ない硬貨です。販売と同時に品切れになり、大きな反響を呼びました。
一世帯に対して1枚を基準に作られているため、約1,500万枚の硬貨が発売された計算になります。価値が高騰した年では、買取相場が5万円を超えるケースもあったようです。
日本ではじめて発売されたオリンピック記念硬貨として、コレクターに絶大な人気をほこります。
長野五輪冬季大会記念金貨
長野で開催された冬季オリンピックでは、ほかの冬季五輪とは違い、3種類の硬貨が販売され大きな反響を呼んでいます。
まず一次で「ジャンプ」二次で「フィギュアスケート」 3次で「スピードスケート」が発売されています。
長野五輪ではスキージャンプで「日の丸飛行隊」が活躍した印象的な冬季オリンピックです。買取価格も現在の相場で10万円を超える査定額となっています。
リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨
2020年に開催されるはずだった東京オリンピックでは、約10種類の記念硬貨が発行されました。その中でも特に注目度が高いのが「リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨」です。
表面にカラープリントがほどこされており、カラフルな色合いが目を惹きます。今までは単色のものがほとんどでしたが、今年はじめてカラーコインが発売されました。
日本初ということで、コレクターから大きな注目を集めています。売り切れが続いており、高値で取引されているオリンピック記念硬貨です。
オリンピック記念硬貨を高く売るテクニックとは?
オリンピック記念切手を高く売るテクニックは以下の3つです。
・硬貨を磨かない
・オリンピック開催時に売る
・付属品をそえる
それぞれ内容をみていきましょう。
硬貨を磨かない
汚れている硬貨は、査定前に綺麗に掃除した方が価値があがると思われがちです。しかし、自己流で手を加えてしまうと、価値が大幅に下がる可能性があります。
オリンピック記念硬貨は、発行当時のままで状態が良いものがベストです。磨いてしまうと、価値のある古さが失われてしまう可能性があります。
硬貨は強い薬剤を使うと、変色をしてしまう素材もあります。手を加えずに、そのまま査定に出すのがおすすめです。
オリンピック開催時に売る
イベントを記念して作られた記念硬貨は、イベント開催時に値段がアップします。オリンピック記念硬貨を高く売りたいのなら、オリンピックの開催時期を狙うのがおすすめです。
記念の年なので、コレクターによる取引が活発になります。業者も需要に合わせてオリンピック記念硬貨を確保したいので、通常よりも買取額が高くなる傾向があります。
タイミングを狙って、査定に出すのがポイントです。
付属品をそえる
オリンピック記念硬貨は、購入時に専用ケースや箱が付いてきます。査定に出すなら、付属品も忘れずそえましょう。
もし記念硬貨の鑑定書があれば、より正しく査定額が出せます。査定員の手間が少なくなるため、価格がアップする可能性があります。
箱や鑑定書は折れたり潰れたりしやすいので、運搬時は梱包材を使うことをおすすめします。
まとめ
オリンピック記念硬貨は、オリンピックが開催された年に査定に出すことをおすすめします。流通が盛んになるため、査定額がアップする可能性もあるでしょう。
人気の記念硬貨は「東京五輪記念貨幣1000円銀貨」と「長野五輪冬季大会記念金貨」です。日本で初めてカラーコインとして販売された「リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨」は、すでにプレミア価値がつき高値で取引されています。
記念硬貨の買取は、自分で磨いてしまうほか、付属品を忘れてしまうと査定額がダウンします。高く売れるコツを知り、ベストな状態で査定に出しましょう。