【トラブル急増中】着物買取の注意点とチェックポイントを解説
着物の買取業者の中には、お客を騙そうとする悪質な業者が存在します。
特に一人暮らしの高齢者を狙ったトラブルが多発しており、国民消費者センターへの相談が年々増加傾向にあります。
今回は着物買取でよくあるトラブルや注意点、チェックポイントまで解説しますので、大切な着物の買取にぜひお役立てください。
着物買取のよくあるトラブルとは?
着物買取のよくあるトラブルは以下の3つです。
・押し買い
・抱き合わせ買取
・買い叩き
トラブルの内容をそれぞれ詳しく解説します。
着物買取トラブル①押し買い
押し買いとは、買取業者に無理やり着物を買い取られてしまうトラブルです。一人暮らしの高齢者が狙われるケースが多く、国民消費者センターへの相談が年々増えています。
訪問査定で売却を断ってもなかなか帰らず、威圧的な態度で押し切られたりします。出張買取は、自宅という閉鎖的な空間で交渉を行うため、トラブルが起きやすい傾向があるのです。
着物買取トラブル②抱き合わせ買取
抱き合わせ買取とは、着物以外の商品も一緒に買い取られてしまうトラブルです。悪質な業者は、貴金属や宝石、アクセサリーなどと一緒に、相場よりかなり安い査定額で押し切ろうとします。
売ろうと思っていた物であれば良いですが、大切な貴金属や宝石などを、口車に乗せられて売ってしまわないように気をつけましょう。
着物買取トラブル③買い叩き
買い叩きとは、相場よりも安い査定額で着物を買い取られてしまうトラブルです。
悪意のある業者もいますが、業者の中には着物の知識が乏しいばかりに、査定額を低く見積もってしまうケースもあるようです。
着物の査定には、深い知識と経験値が必要です。適切な価格で着物を売るなら、専門査定員のいる業者を選びましょう。
着物買取の注意点を知ろう
着物買取の注意点は以下の3つです。
・着物の買取相場を調べる
・希望価格をはっきり決める
・態度の悪い業者は避ける
手続きをする前に確認しましょう。
着物の買取相場を調べる
買取を依頼する前に、着物の相場を調べましょう。価値を理解していれば、業者と対等に交渉できます。
インターネットで検索をすれば、着物の大まかな値段の調査も可能です。下調べしておくことで、安く買い叩かれるリスクが格段に下がるので、面倒くさがらずに調べておくことがオススメです。
希望価格をはっきり決める
相場を調べたら、着物を売る希望価格をはっきり決めましょう。「◯万円以下は販売しない」とあらかじめ決めておけば、強引な業者に対して断りやすくなります。
態度の悪い業者は避ける
少しでも態度に違和感を感じたら、買取をキャンセルしましょう。
例えば、「メールの返事が遅い」「査定日がはっきりしない」「電話対応が悪い」などの態度から、信用できるかどうかの判断ができます。
気持ち良く取り引きできるように、しっかり業者を見定めましょう。
着物買取のチェックポイントを3つ紹介
着物買取のチェックポイントは以下の3つです。
・複数の買取業者に見積もりを依頼する
・手数料を確認する
・業者の口コミをチェックする
業者を決める前に確認しましょう。
複数の買取業者に見積もりを依頼する
より高く着物を売りたいなら、複数の買取業者に見積もりを依頼しましょう。見積もりの平均を見れば、自分が売りたい着物の相場が見えてきます。
あらかじめ値段がわかっていれば、買い叩きなどのトラブルを未然に防ぐことができます。
手数料を確認する
着物の買取を依頼する前に、手数料を確認しましょう。ほとんどの業者は無料で査定ができますが、中にはお金がかかる業者もいます。
また、宅配買取の際にこちらから業者へ発送する費用、着物の査定は無料であっても、買取をキャンセルした場合のみ手数料を取る業者がいます。
査定の申し込み前に、手数料についてはしっかりと確認することをオススメします。
まとめ
着物買取のトラブルは、慎重に進めれば大半は未然に防げるものがほとんどです。大切な着物であればあるほど、情報収集にかける時間は惜しまないようにしましょう。
着物買取には、査定員と顔を合わせない宅配買取があります。断るのが苦手な方はこちらを選ぶのも手です。
大切な着物をできるだけ高く、そして気持ち良く売却するためには、情報収集や複数の業者への査定は、面倒くさがらないことがポイントです。