いらない切手は郵便局で買取してもらえる?
切手には、専門店で高く買取してもらえるものがあります。しかし、中には未使用であっても値段がつかない切手もあるでしょう。
切手専門店や金券ショップで値段がつかなかった切手は、郵便局に持っていくことがオススメです。はがきや封筒と交換が可能です。
今回は、切手が郵便局でどんな種類の品物と交換できるのかを解説します。切手を高く売るテクニックも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
いらない切手は郵便局での交換がおすすめ
プレミア切手は専門店での買取ができますが、中には値がつかない切手もあります。いらない切手は、郵便局で品物と交換するのがおすすめです。
未使用の切手であれば、はがきや封筒などと交換が可能です。例えば52円のはがきがあったとします。未使用の切手52円分と手数料を支払えば交換ができる仕組みです。
未使用切手は払い戻しや換金はできません。消印が入った使用済み切手も対象外なので注意しましょう。
切手を保存していると、酸化して汚れてしまったり、破れてしまうこともあるでしょう。破損した切手は交換ができないため、あらかじめ仕分けしておくことをおすすめします。
また、記念日や行事に販売された特殊切手も品物との交換が可能です。年賀切手、お年玉付き年賀切手なども対象です。
郵便局で切手と交換できる品物の種類は?
郵便局で切手と交換できる品物の主な種類は以下の3つです。
・はがき
・郵便書簡
・特定封筒
それぞれ商品の詳細をみていきましょう。
はがき
切手は郵便局で、はがきと交換ができます。例えば52円の切手の場合、は52円のはがきと交換ができる仕組みです。5円の手数料がかかるので注意しましょう。
往復はがきとも交換できますが、手数料は倍の10円になります。他にも、インクジェット紙はがき、くぼみ入りはがきなど、いろいろなはがきと交換が可能です。
郵便書簡
郵便書簡とも交換ができます。ミニレターとも呼ばれ、郵便ステーショナリーのひとつです。
63円なので、63円分の切手と交換できます。手数料は10円かかります。
便箋部分ははがきの3倍のスペースがあります。厚さ1cm以内であれば他の紙類を同封もできるため便利です。
特定封筒
特定封筒とは、レターパック、スマートレター封筒をさします。3cm以上の商品が送れるレターパックプラスと3cm以内のもののレターパックライトがあり、それぞれ520円と370円です。
スマートレターとは、A5サイズ、1kgまでの商品を送れる封筒です。価格は180円なので、オークション商品を送るアイテムとして人気です。特定封筒はレターパック、スマートレター共に42円の手数料がかかります。
切手を高く売るテクニックを解説
切手を郵便局で交換する方法は便利です。しかし、状態が良いプレミア切手は業者に高く買い取ってもらえます。
・ヒンジ跡をつけない
・糊落ちに注意
・アルバムに収納する
ここでは、切手を高く売るテクニックを紹介します。
ヒンジ跡をつけない
ヒンジとは、アルバムやブックに収納するために切手の裏に貼るテープです。切手にヒンジを使ってしまうと、価値が下がってしまう可能性があります。
ヒンジを使用すると、切手の裏に跡が残ってしまいます。未使用ではなくなるため、ヒンジを嫌うコレクターは多いのです。
ヒンジよりも高額になってしまいますが、綺麗に保存できるマウントと呼ばれる、フィルムを2枚重ね合わせた収納用品がおすすめです。
マウントは多くの切手収集家に愛用されています。
糊落ちに注意
保存状態が悪いと、切手の糊が落ちてしまいます。この場合、状態が悪いと判断されて査定額が下がってしまうので注意が必要です。
切手の裏の糊は経年劣化が進むと粘着力がなくなります。劣化を止めるためにも、きれいに保存する作業が大切です。
はがきや封筒に一度貼ってしまった切手も、糊落ちした切手にカテゴリされます。売りに出す際は、糊が落ちていない状態の良い切手を選別しましょう。
アルバムに収納する
切手は、バラバラに保存するのではなくアルバムに収納しましょう。アルバムに収納していれば、切手の酸化を防ぐことが可能です。
切手は直射日光に当たると、色が変わってしまいます。アルバムに貼ったら、日の当たらない場所に保管をしましょう。
リーフにマウントが貼ってある便利なアルバムもありますので、自分好みのアルバムを探してみても楽しいかもしれません。
まとめ
切手は郵便局ではがきや封筒と交換が可能です。種類も幅広く、スマートレターやレターパックとも交換ができますし、手数料もそれほどかかりませんのでおすすめです。
買取で値がつかなかった切手を、そのまま処分してしまおうと考える方がいるかもしれません。ですが郵便局に持っていく手間を惜しまなければ、日常生活で使える商品と交換ができます。
プレミア切手でも、状態が悪いと値段がつかないケースがあります。切手は酸化したり、日に焼ける場合があるので保存がとても大切です。
大切な切手の価値を落とさないためにも、マウントやアルバムなどを使用するなど、保存状態に気を遣うようにしましょう。